山陰本線 1 (2022.02.13更新)
山陰本線は私にとって本州で最も近い蒸汽機関車の居る場所でした。
山陰本線での撮影の目的は海岸を走る姿を撮る事でした。
それまでは筑豊地区を主体の撮影でしたので、当然海岸線を走る蒸気機関車等と言うものとは
無縁でしたので美しい海岸線を持つ山陰本線は或る種の憧れでもありました。
当時の山陰本線は比較的蒸機牽引の列車本数も多く残り、旅客列車も少ないながら残る貴重な
路線でしたが如何せん現地までの交通の便が悪く、なかなか訪問の機会に恵まれずにいました。
最初の訪問は時間の制約がある為に長門市以西での撮影となり、地図で見当を付けておいた
小串駅付近で撮影する事にしました。
当時は列車で行く他に手段はなく、小串駅まで片道約4時間程も掛かりました。
その為に滞在時間も限られてしまい、ほんの数本撮るのが精一杯でした。
小串で下りてはみたが、意外にも市街地が広がる所だった。
この洒落た木造駅舎は今も残っている。
小串駅 1974.9  TARON-PR  
海岸線を想定していたが路線は海岸からは離れていた。
小串ー湯玉 1974.9  TARON-PR     
しばらく歩いたが海岸はおろか海さえ見えず、結局小串駅へ戻り再び列車で湯玉へ向かった。
小串ー湯玉 1974.9  TARON-PR                          
湯玉は海岸に面しており念願の海岸線を走る列車を撮影出来た。
小串ー湯玉 1974.9  TARON-PR 
北部九州では見ることの出来ない集煙装置にはちょっと感激した
小串ー湯玉 1974.9  TARON-PR 

                         

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