カメラのことなど 2 

つぎは借りて撮影に使用したカメラについて少し。

CANON P
キャノンのレンジファインダー機CANON-Pです。
親戚付き合いをしていたおじさんからお借りして何度も使わせて頂きました。
100ミリの望遠付きです。
このカメラはとてもシャープな写真が撮れ、100ミリの望遠は丁度いい感じでした。
ファインダーの中に枠線が有り、それでレンズ別の視野を確認するようになっていました。
時折その視野枠線を見誤り、出来上がってみたらあちこちが欠けて写っていないと言うこともありましたが
コンパクトで持ち運びも使い方も容易で重宝したカメラです。


ヤシカ エレクトロ35
従兄から借りたカメラです。当時流行り始めたUVフィルターが付いてました。
一度しか借りていないので、これと言った印象は有りませんでしたが
撮影時にフィルターについた汚れが気になって強めにこすったら割れてしまいました。
すごく怒られましたが弁償は勘弁してもらいました。
その代わり二度と貸してもらえる事は有りませんでした。


キャノンFTb
SLファンの級友のカメラです。
その級友は家が裕福でしたので、良い機材を買って貰っており羨ましかったです。
彼はこのカメラの他に、当時出廻り始めていたズームレンズも持っており
ズームレンズならではの撮影法なども色々試しており、
見たことも無い様な写真を撮っていました。
お前も撮ってみろよ、貸すからと言われ2度借りました。
カメラはとても使い易くて、流石キャノンだなとしみじみ思いましたが
付けられたレンズがコムラーTL925と言う代物で兎に角でかくて重い。
ズームとピント合わせを同時にすると言う芸当は不慣れな私には無理で、重さと大きさに振り回されてしまいました。
さらにレンズ自体も暗くて、ロクな写真は撮れませんでした。それ以来ズームに対する嫌悪感が出来てしまい
今に至るまで一度も望遠ズームは手にしていません。

コムラーTL925
これがその彼が持っていたズームレンズ、コムラーTL925です。
ご覧の通り、今のズームレンズと比べたらバケモノクラスの大きさです。
90-250ミリのズームです。重さは1キロ程度有りました。重いです。
首から下げたら首が痛くなりました。


オリンパスペンEE2
オリンパスペンです。
そうハーフカメラの元祖みたいなカメラです。
これも従姉から借りました。理由は一つです。
ハーフサイズなので倍のコマ撮影出来たからです。
お金の無い中学生にとって、1本のフィルムで2本分撮れると言うのは
とても助かるものです。
たまたまこれを従姉が持っているのを見た私はすぐに借りました。
しかもフルオートで押すだけと言う簡便さ。
しかしそれは落とし穴でもありました。
殆どカメラや写真に対する知識の無かった私は、このフルオートに苦しめられます。
このフルオートとは、ピントは固定焦点でシャッター速度も絞りもセレン素子で測定してカメラが決めると言うもの。
ピーカンなら問題は無かったでしょうが、借りて行った撮影日は生憎の雨天。
シャッターを押しても押しても赤い警告が出てシャッターが切れません。
何度もガシャガシャ押し続けると無理やりシャッターが切れると言う具合です。
その結果、ピンボケと斜めフレームと露光不足の写真ばかりが量産されました。
流石にこれは使えないと一度借りただけでした。


         
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